近年では品質向上、生産性向上等の為に各生産工程で材料等の温度管理のニーズが多くなって来ている。
それは複数個所で非接触で測定方式が多く、従来のマルチ放射温度測定は複数のアンプを介して、別途データロガ−に接続によりデータのロギング管理が主流となっていた。但し、これは個別設定等で立上げの手間や複数の製品購入費用や配線工事費による費用対効果に課題が多く、普及の妨げにもなっていた。

そういう中で一括設定、一括モニターが可能となる通信機能付きの放射温度計がCALEXより開発され複数個所の温度管理に最適な製品となっている。
それはオープンプロトコルであるModbus通信プロトコルによる通信で構成されており、PLCや表示器と放射温度計が最大247台接続が可能であり、標準のソフト対応で従来の高価なデータロガーの代用が実現できている。しかも簡単な省配線工事で設置できるので工事費削減にも大きな効果が期待されている。