IREXソリューション.LLC
Solution Report
高温環境内の放射温度測定
乾燥炉内の放射温度測定
各生産現場では乾燥炉(ライン)内等の高温環境や尚且つ防爆雰囲気工程でもその炉内の温度測定用として使用環境に強い工業用計測製品としての非接触式温度センサ(放射温度計)の要求が多くなっています。
特に食品業界の乾燥ラインの高温環境での温度測定は大きなニーズの一つとなっています。乾燥ラインから出たあとの品質良否で対応となっており、その歩留まりの変動は今後の原価率低減としてどこも課題となっています。
そんな中、放射温度計メーカーのCALEXでは耐熱部品、耐熱ケーブル等をベースに180℃環境内でもそのまま使用できノイズにも強い工業用放射温度計が低コストで開発され、今まで出来なかった乾燥炉内の非接触温度測定が容易に実現出来るようになっています。
従来から耐熱仕様の放射温度計は有りましたが、原理的に内部回路の温度上昇保護付等で非常に高価な製品が多く、乾燥ライン(炉内)での温度測定は投資対効果に見合わず実現出来ていなかったのが現状でした。
CALEXではサーモパイル素子回路の特性を生かし、熱保護技術をローコストで出来る様開発して、ようやく汎用標準品とした廉価版が実現しています。
既に某食品メーカー(工場)では乾燥ラインの高温環境下に当放射温度計を複数導入し実際の炉内の温度変位にそった乾燥制御をベストな状態にしていくシステムを実現しています。その結果、出来上がりの歩留まり率は大きく低減して生産原価率の低減へも大きく成果を上げていると報告されています。
また、この放射温度計には業界初のデータロギング機能も有しており、測定温度のみならず警報温度も常時記録が出来、この放射温度計単体だけで後付けでのトレサビリティ管理(データロギング)が可能なります。
必要な場所必要な時間に設置し、必要な温度データロギングが簡単に実施出来ます。
今まで工程内の異常温度による不具合に関しての発生原因の究明とその対策が容易に出来るようになっています。